生蕎庵は自家製粉十割蕎麦だけの際立つ蕎麦屋さんでした

この記事は蕎麦鑑定士のレポートとして書いた内容です。

【食味体験の感想、お薦めしたい部分】

越前そば屋の激戦区といえば「越前市今立地区だ」と挙げる人が多いです。森六、大福、勘助という蕎麦屋が徒歩圏内にあり、他にもクオリティの高い蕎麦屋が立ち並んでいるからです。そんなエリアに最近オープン(2015年12月開店)したのが生蕎庵(ききょうあん)です。
生蕎庵のおろしそば
メニューはシンプルで、おろしそば、もりそば、かけそばの3種のみ。すべて自家製粉の十割そばというのが際立つ特徴です。

生蕎庵メニュー

まずは、おろしそばをいただきました。大盛り、かつお節を外してもらう、というオーダーでお願いしました。生蕎庵

越前そばでは珍しい平打でした。黒黒として粗挽きらしい挽きぐるみで噛むほどに味わいがあるいい蕎麦です。粗挽き田舎そばを好む人には超ストライクゾーンの蕎麦です。
出汁は白っぽく、池田町一福の塩そばを連想しました。おそらく昆布と塩で出汁を仕立てているのではないかと思います。かつお節を外してもらっているので店主本来が提供したい味になってないかもしれません。だから出汁のコメントはさしひかえておきます。

もりそばも注文しました。
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もりそばは出汁不要と伝え、塩だけでいただきました。(塩はオーダーしなくてもついてきます)

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出汁にひたされていないので蕎麦の香りがちゃんとします。こちらの蕎麦のほうが上品で人気があるでしょうね。いい蕎麦でした。

玄そばは福井県越前市と池田町の間にある山間の畑でとれた蕎麦です。このお蕎麦屋さんのすごいところは、その蕎麦を3年ほど低温保存して熟成させているというところです。新そばより香りが強いくらいです。

次にきたら、粗挽きの平打蕎麦を出汁なしでオーダーし、岩塩で食べてみたいなと思いました。おろしそばはいい蕎麦ですが、出汁にひたされているので、蕎麦本来の香りを楽しむことができなかったからです。おそらく、香りも味わいもガツンと凝縮した蕎麦の旨味を味わうことができるでしょう。

良い蕎麦でした。また来ます。

玄関

生蕎庵(ききょうあん)
代表者名: 山崎 吉則
〒915-0243 福井県越前市千原町7-7
TEL: 0778-42-0589 ■ FAX: 0778-42-0589
営業時間: 午前11時30分~午後3時 午後5時~6時30分 (蕎麦なくなり次第終了します)
定休日: 毎週火曜日、第3水曜日
座席: 20席
駐車場: 8台

【ここをこうしたら、もっと良くなるという提案】

蕎麦の原料にこだわりが強いお蕎麦屋さんなので、「今日の玄蕎麦は○○地区の○○年産」という表示をしてくれるといいなと思いました。


 

遠田幹雄この「蕎麦食べ歩き北陸」というブログは遠田幹雄が一人で写真を撮影し主観で記事を書いています。
【特徴と傾向】本人は蕎麦好きのベジタリアンで肉と魚を食べません。鰹節が苦手なので蕎麦屋ではできるだけカツオ系は外してもらっています。鰹が強いダシは香りが強すぎて苦手なため、鰹が効いた出汁は使いません。大根おろし汁で食べるおろし汁蕎麦が一番の好みですが、醤油系のかえしや塩だけで食べる蕎麦も好きです。また、蕎麦は太めで香り高いものが好きで、蕎麦の香りをじゃまするような種物はあまり一緒に注文しません。
そのような理由から、このWEBサイトの写真は「鰹節なし」「ダシなし」の蕎麦だけのものが中心です。偏った情報に見えるかもしれませんがご容赦願います。
2015年2月に蕎麦鑑定士4級に、2016年2月には蕎麦鑑定士3級に認定されました。1級認定まで最低4年かかるとのことですが、地道に上を目指していくつもりです。
※遠田幹雄公式ブログには「蕎麦カテゴリ」もあります。蕎麦好きの方は遠田幹雄BLOGの蕎麦カテゴリもご覧になってみてほしいです。
このWEBサイトと連携している蕎麦食べ歩き北陸のフェイスブックページにも蕎麦情報があります。